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■原題または洋題:Blackout
■作曲者:マッシモ・スガルジ(Massimo Sgargi)
■演奏時間:約2分57秒
■作曲者によるグレード:1
■出版社:Golden Hearts Publications
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■参考音源:
■スコアサンプルPDFはこちら
■楽曲について:
エネルギッシュでリズミカルなロック調の作品です。
(マッシモ・スガルジ)
■作曲家:正門研一氏による解説
「グレード1」というと、日本では「初心者向けの練習曲」というイメージを持たれる方も多いと思います。確かに、スガルジ氏の作品は楽器を始めて日の浅い人たちが主な対象ではありますが、単に練習曲というだけでなく、コンサートのレパートリーとしても充実した内容を持つものです。初心者だけではなく、中・上級者もぜひ一緒に取り組んでいただきたい作品です。
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日本の吹奏楽には統一された「指針」がなく、出版社が独自の基準でグレードをつけているのが実情ですが、スガルジ氏の母国イタリアでは、グレードに関し明確な「指針」が示されています。2010年にTavolo
Permanente delle Federazioni Bandistiche Italianeが作成した「指針」は、アメリカの出版社や大学が作成したものをベースにしながらも、イタリアの音楽教育事情を踏まえ作成されたものであり、それは、調性、拍子、各楽器の音域、リズム、テンポ、強弱、アーティキュレーションなどに及びます。
スガルジ氏は概ね上記の「指針」に沿って作曲していますが、そこに記されているように、「良識に従って解釈」し、「形式と全体的な構成」を大切にしているように感じます。
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作品の特徴や練習、演奏に際し参考にしていただきたいことを以下に記します。
(1) 不完全な編成やバランスの取れていない編成でも演奏できるようスコアリングされており、管楽器は「指針」に沿って4つの声部に配分されています。スガルジ氏はまず、上三声をフルート、Bbクラリネット、アルト・サクソフォーン、トランペットの4つの楽器に割り当てた上で、オプション楽器を含むほかの楽器で「色付け」しています。ベースラインを担当する楽器の動きは統一されています。つまり、管楽器は最低5人で演奏可能なのです(4人でも可能かもしれません)。打楽器は、バンドの実情に合わせ役割を配分できるでしょう。ドラムセットを使用することも可能です。
いわゆる「フレキシブル編成」に近いものですが、「フレキシブル編成」が声部に楽器を割り当てているのに対し、スガルジ氏は楽器の特性(音域や機能など)に応じて適切な声部を割り当てています。人数が不足する声部を別の楽器で補うことは可能ですが、作曲者が意図する「音色」に配慮する必要はあるでしょう。
(2) 楽曲にはひとつの「調号」しか使われていませんが、転調も含まれています。初心者は「臨時記号」が出てくると戸惑うものです。どのような「調」が含まれているかを事前につかんでおくことが大切です。また、和声についてはオプションとしてスコアに含まれているピアノが大きな助けになるはずです。
(3) どの楽器も無理のない音域で書かれていますが、初心者が少し苦労すると思われる音も含まれています。そうした点にも留意しておく必要があります(裏を返せば、楽器の「弱点」を知り、それを克服するのに適した「教材」であるとも言えるのです)。
(4) 八分音符より小さな音符は使われていませんし、複雑なリズムも使われていません(シンコペーションさえも!)。旋律線では順次進行が多用され、5度を越える跳躍は(フレーズの変わり目などを除き)ほとんど見られません。息の長い旋律線やレガートも多くは要求されていないことから、この段階のグレードでは「拍節感」を育むことに重きが置かれているように感じます(とは言え、「フレーズ感」も大切にしたいものです)。
日本では、合奏の基礎練習にゆったりとしたテンポのコラールを使って、ハーモニーや強弱のバランスを整えることに重きが置かれているように思うのですが、一方で、このような楽曲を取り入れ「拍節感」も養っていきたいものです。
(5) スガルジの作品は、(近年の吹奏楽作品に多い)特定の物語や事象などを基にしたストーリー性の強いものとは違い、作品に取り組む過程で自分たちのイメージ、ストーリーを作り上げていくことができるものです。こうした作品に触れることも大切です。
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「グレード1」の作品は決して「やさしい」ものではありません。深く、深く掘り下げることができますし、そこで得られる喜びに「グレード」などはありません。
多くの皆さんが作品を手にし、コンサートや日頃の練習で活用していただくことを願っています。
■編成:
※()内の数字はスコア+パート譜セットに含まれる部数です。必要に応じて追加のパート譜をご購入下さい。
Flute (3)
Oboe (optional) (1)
Bassoon (optional) (1)
Eb Clarinet (optional) (1)
Bb Clarinet (4)
Bb Bass Clarinet (1)
Bb Soprano Saxophone (optional) (1)
Eb Alto Saxophone (2)
Bb Tenor Saxophone (2)
Eb Baritone Saxophone (1)
Bb Trumpet (3)
F French Horn (2)
Trombone (2)
Euphonium (1)
Euphonium Bb TC (1)
Tuba (1)
Contrabass (Part only) (1)
Timpani (1)
Glockenspiel / Xylophone (1)
Percussion 1 (2)
Percussion 2 (2)
Percussion 3 (2)
Piano (optional) (1)