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■原題または洋題:The Songs Of Shim-Cheong
■作曲者:ミヌー・ディクソン(Minoo Dixon)
■演奏時間:約12分15秒
■出版社(作曲家)による設定グレード:5.5
■出版社:マーフィー・ミュージック・プレス(Murphy Music Press)
■当店に在庫がない場合の納期:約2-3週間(出版社や物流の影響で前後することがあります)
■作品について(作曲者ウェブサイトなどより):
昔々、韓国でのこと。出産で命を落とした母親の葬儀が行われていた。残されたのは、生まれたばかりの娘「沈清(シム・チョン)」と、目の見えない父親の「沈(シム)」であった。父は妻の死を深く悲しんだが、娘を大切に育てていくことを心に誓った。
それから長い年月が流れ、目の見えない父のもとに一人の僧侶が現れる。僧侶は「仏に米300俵を捧げれば、目が見えるようになるだろう」と告げた。成長して美しい娘となった沈清は、その話を聞いてしまう。しかし、父にそれほどの米を用意できるはずがないことも分かっていた。父を助けたい一心で、沈清は解決策を求めて海岸へと向かう。そこで偶然、海を渡る商人たちに出会う。彼らは海神への生贄を探しており、沈清を差し出す代わりに、父へ米300俵を贈ると約束した。沈清はその条件を受け入れた。
商人たちは沈清を乗せ、荒れ狂う海へと出航した。目的地に到着すると、沈清は勇敢にも船の甲板へと進み、眼下にうねる荒波と対峙した。そして、彼女は海へと投げ込まれた。波に飲み込まれ、深く深く海中へと沈んでいく中で、沈清は「父の目が見えるようになりますように」と、最後の祈りを捧げた。
……彼女が目を覚ますと、そこは波の下、見たこともない幻想的な世界だった。この世のものとは思えない声が海底に響き渡り、龍王が彼女を自身の宮殿へと迎え入れた。沈清の献身的な犠牲に心を打たれた龍王は、彼女を自分の王国で守ることにした。時が経つにつれ、龍王は沈清が常に父のことを案じていることに気づき、地上へ戻してやろうと申し出た。沈清は喜んでそれに応じた。
海を通りかかった商人たちが、巨大な蓮の花を見つけた。その美しさに驚いた商人たちは、その花を韓国の若き皇帝に献上した。皇帝がその大きな蓮の花を眺めていると、花びらが開き、中から沈清が現れた。彼女の美しさに心を奪われた皇帝は、沈清を妻に迎え、王妃とした。彼女は幸せに包まれたが……王妃となってからも、シム・チョンは病に苦しむ父のことを忘れられずにいた。夫である王にその胸の内を打ち明けると、王は目の不自由な人々のために「皇帝の宴」を催すことを決断する。こうして、父と娘は感動的な再会を果たすこととなった。人々はこの心温まる物語を祝福し、シム・チョンと父は末永く幸せに暮らしたという。
本作は、プログラムノートにも記されている民話「シム・チョン伝」を題材とした、標題音楽的な構成をとっている。各楽章はそれぞれ異なる様式を基盤としている。第1楽章「葬送」は、「喪輿(サンヨ)の歌(葬送の音楽)」を凝縮したものである。第2楽章「僧侶」は、パンソリ(韓国の伝統的な語り芸)の音楽を室内楽的な繊細なオーケストレーションで解釈したもので、パンソリの歌い手が物語を語るように、僧侶と父の対話が表現されている。第3楽章「海へ」には、韓国のフィボナッチ・リズムやサムルノリ(韓国の伝統的な打楽器合奏)の要素が取り入れられており、他の楽章の主題素材も随所に織り込まれている。第4楽章「竜宮」は、最も幻想的で
ethereal(空気のように軽やかで神秘的)な楽章であり、伝統的な題材を緩やかに取り入れるにとどめている。第5楽章(終楽章)「皇帝の宴」では、宮廷音楽(特に「大吹打(テチュイタ)」)とサムルノリ(特に「ギルグナク」)が音楽の主軸となっている。
■参考音源:You Tube

■編成:
Piccolo
Flute 1-3
Oboe 1-2
English Horn
Bassoon 1-2
Contrabassoon
Clarinet in Eb
Bb Clarinet 1-3
Bb Bass Clarinet
Eb Alto Saxophone
Bb Tenor Saxophone
Eb Baritone Saxophone
Bb Trumpet 1-3
F Horn 1-4
Trombone 1-2
Bass Trombone
Euphonium
Tuba 1-2
Double Bass
Piano
Timpani (plus China Cymbal & Water Gong)
Percussion 1:
Crash Cymbals
Suspended Cymbal
Temple Blocks
4 Concert Toms
Crotales
Vibraphone
Percussion 2:
Bass Drum
Glockenspiel
Xylophone
Crotales
Vibraphone (plus Cello bow)
Percussion 3:
Crash Cymbals
Suspended Cymbal
Snare Drum
4 Concert Toms
Medium-large Tam-tam
Bass Drum (plus double bass bow)
Korean Percussion:
Kkwaenggwari (or Hand Gong or Hi-Hat)
Chang’gu (or 2 Congas)
Buk (or Irish Drum or Medium-Low Tom-Tom)
Jing (or small Gong)