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■原題：Guardian Angels : The Concert Band Muisc of Kevin Houben



■指揮者：テイメン・ボトマ (Tijmen Botma)



■演奏団体/演奏者：オランダ王立陸軍ヨハン・ヴィレム・フリソ軍楽隊 ('Johan Willem Friso' Royal Military Band)



■レーベル：Houben Editions



■発売年：2021年






■PV：You Tube








■WBP Plus！レビュー



ヤン・ヴァンデルローストに学んだ1977年生まれのベルギーの作曲家、ケヴィン・ホーベンの最新作品集（2021年）。作品集としては3枚目となります。



今回は自身のレーベル「Houben Editions」からのリリースです。



ドラマティックでメロディアスな曲調でヨーロッパで人気を博しているホーベン氏、このアルバムも日本の皆さんも気にいるであろう作品が目白押しです。



タイトル曲でもある「ガーディアン・エンジェルズ」は、オランダのルイ・アンリ・ベーラー牧師（Louis Henri Bahler）の伝説を音楽で表現した作品。1曲目からドラマティック！美メロ！これぞホーベン、という作品で幕を開けます。（グレードは6！いきなりそんな曲！）



その後もドラマティックで美しいメロディの楽曲が続きますが、舞曲的なテイスト、コラール的なテイストなど、バラエティに富んだドラマティックさで、1枚通して聴いても飽きが来ないところがさすがですね。



師匠のヴァンデルローストの作品に近いところもあるのですが、ヤコブ・デハーン氏からの影響も見られる作曲家なので、ヴァンデルローストやヤコブ・デハーンの作品が好きな方ならオススメです。日本人の作曲家だと、同じくヴァンデルローストの弟子の広瀬勇人さんの作品が好きな方ならハマるかもしれませんね。



収録作品の中には周年などの記念委嘱作品が多く、ベルギー周辺でのホーベン氏への人気と信頼の高さが表れているのではないでしょうか。



曲のカッコよさもさることながら、そのカッコよさを存分に引き出しているのはテイメン・ボトマとオランダ王立陸軍ヨハン・ヴィレム・フリソ軍楽隊のコンビ。これまでに多数のCDを出している組み合わせで、安心してクオリティの高い演奏を楽しむことが出来ます。



■収録曲：



作曲・編曲：ケヴィン・ホーベン（Kevin Houben）



1. ガーディアン・エンジェルズ（守護天使） [17:20]

　Guardian Angels



2. レイ・オブ・ライト [11:08]

　Ray of Light





3. 太陽への舞踏 - サントゥエリ城にて [8:58]

　Dance into the Sun - on Santueri Castle





4. フューチャー・セレブレーション [5:59]

　A Future Celebration





5. 隠された光 - 仲間への忠誠心 [5:59]

　Hidden Light - Loyalty Among Friends





6. アダージョ - ブラームス:ホルン三重奏曲 変ホ長調 作品40 [6:05]

　Adagio - Brahms Opus 40



7. 光が消えるとき [9:17]

　When the Lights Go Down





8. 審議の場 [6:54]

　Fields of Deliberation