今週の振り返り:Golden Hearts Publicationsは著作権警察ではない話

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こんにちは!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。

商品の宣伝ばかりしていてもねえ、ということで出来れば、週に1回、その週の振り返りとして、なにか変更を加えたことや、考えていたことなどを皆様に共有できればと思います。

今日のタイトルは「Golden Hearts Publicationsは著作権警察ではない話」です。

実際、著作権に関するコンテンツも出していますので、Golden Hearts Publicationsは著作権に厳しいイメージがあるかもしれません。

著作権については、仮に何か問題があった場合でも「親告罪」といって著作者が動かなければ何もありません。ほとんどの著作者は忙しいので訴訟などを起こすことは稀だと思います。

とはいえ訴訟になるケースもあるでしょう。

楽譜出版社が「著作者」になることは原則としてありませんが、著作者との契約によっては「著作権者」になり、作曲家の同意を得ずに訴訟を起こすことは法的にも可能です。

大きな会社で訴訟のための人員を用意している会社が相手だと、著作権違反をしたときの訴訟リスクが高まると考えていいでしょう。

Golden Hearts Publicationsがそういうコンテンツを出しているのは、皆さんにそういったトラブルを避けていただくためです。

日本では知的財産に関しての教育が義務教育に入っていないので、特許も商標も著作権も種苗法も知らないまま大人になる人がほとんどじゃないかなと思います。

なので著作物を扱う趣味をやるならば、知っておいたほうがいいなあということでコンテンツを公開しています。

かといって不安を煽ってお金を稼ごうとか考えているわけではないですし、逆に「許諾申請代行」で稼ごうとも思っていません。実際、「許諾申請代行」の仕事はお断りしています。

もちろん裁判所ではないので「違法だ!」と断定することもできません。

ただ、著作権については民事請求以外にも刑事罰を受ける可能性もあるので、そうならないように予防的に著作権に関する知識を公開しているに過ぎないのです。

この連休中には、吹奏楽やアンサンブルなどの商品ページに下記のような文言を加えました。

「セットに同梱されるパート譜の数は作曲家による推奨部数です。部数より少ない人数での演奏も可能です。ただしオプショナル以外の楽器を省略したい、またはコンクールなどでカットをしたい、などの場合は作曲家に確認を取りますので、事前にご相談ください。」

「アンサンブルコンテストなどでカットをしたい場合は作曲家に確認を取りますので、事前にご相談ください。」

結局、著作者が「いいよ」といえばカットしてもいいし楽器を変えてもいいわけです。その許諾を取らないからリスクが高まる。

他人の家に入るのに「おじゃましまーす」と声をかけて「どうぞー」と言われて入っても何の問題もないですが、黙って入っていったら不法侵入だとして逮捕されちゃう可能性がありますよね。

サイト上ではその程度の単純な話しかしていません。それ以上突っ込んでいくと「不安あおり商法」みたいになってしまうのと、結局のところ「Golden Hearts Publicationsは著作者でもなければ裁判所でもない」という考えがあります。

だから怖くないですよ!(というと逆に怖いかもしれませんが)

 

他には今週はサイトを少しだけいじったり(見た目はほとんど変わってないです)していました。

海外から作品の持ち込みもありましたね。スコアを見ながらプレイバックを聴いて、最終的には断ったんですが。

Golden Hearts Publicationsはどんな曲でも出版しているわけではなくて、結構「今回は出せません」とお断りすることも多いです。

・メロディを聴かせてナンボの曲だけどメロディが弱い

とか、

・同じ音の動きは少ないけど、その動きを重ねているパートが不必要なくらい多い(例えば4重奏で良いような曲を四声のまま吹奏楽編成にしていてバランスも悪い)

とか、

お断りしている曲に共通しているパターンとしては上記のようなものが挙げられます。

オリジナル曲を書きたい、吹奏楽が好きだから吹奏楽編成で書きたい、という気持ちはとても素敵だと思いますが、オリジナルであれば最初はシンプルな曲や編成から始めると良いと思いますし、どうしても吹奏楽大編成(かつクラシカル)でやりたいなら、オーケストラの曲のトランスクリプションをいっぱいやって学んでからでも遅くないんじゃないかなと思います。

どうするかはその人の勝手なので「こうしなさい」とは言えないですが、手当たり次第声をかければ出版されるわけでもないし、出版はゴールじゃないですからね。購入されて演奏されて、広まって愛されて、演奏者、聴衆、作曲家、出版社、その他関わったすべての人がその曲を通じて幸せになるのが理想です。

今日はこの辺で。また来週!